データ分析: OLS入門
1 はじめに
本ページでは、データ分析における基本的な手法の一つである「母平均」および「Population OLS」の推定方法について、その基本概念とともに紹介します。
特に、「推定対象として定義された母集団上での計算と同じ操作を、実際のデータ上で行う」というシンプルかつ応用の範囲が広い推定の考え方に注目します。 このアプローチは、モーメント法 (Method of Moments)1 として知られており、より一般的な推定方法の一例としても位置づけられます。
なお、本ページのメインの議論は、「研究者が定式化」したモデルをどのように計算・推定するのか、に関するものであり、どのようなモデルを定式化すべきか については扱いません。 あるべき定式化については、最終章で代表的な議論を簡単に紹介します。
より詳しく学びたい方には、以下の教科書を推奨します。
Applied Causal Inference Powered by ML and AI: 以下の公式ホームページから、無料で入手できる。本ページの内容は、主に1章と対応します
Aronow and Miller (2019) : 有料だが、Applied Causal Inference Powered by ML and AI より少ない前提知識で読める
Aronow, Peter M, and Benjamin T Miller. 2019. Foundations of Agnostic Statistics. Cambridge University Press.
より一般的には、プラグイン原理(plug-in principle) や アナログ原理(analogy principle)↩︎